おれんじめいじonline vol.16 奈良高専しなやかエンジニア教育プログラム「発見!衝撃!虚構ツアー!」

株式会社明治産業のアートな取り組みについてご紹介する、オンラインジャーナル「おれんじめいじonline」。
今回は、奈良工業高等専門学校にて開催した演劇ワークショップ「発見!衝撃!虚構ツアー!」について特集します。

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企画営業S

企画営業、アートマネジメントを担当。大学院修了後、アートを研修に用いているというユニークさに惹かれて2022年新卒入社。自身も演劇をはじめとした創作活動を行いながら、前例のないことにも果敢に挑戦できる「ファーストペンギン」的社員として得意分野を活かした挑戦を続けている。

目次
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唯花さん

発見、衝撃、虚構...。一体なんでしょうか?

不思議ですよね笑 このワークショップは奈良高専(奈良工業高等専門学校)さまよりご依頼をいただいて「しなやかエンジニア教育プログラム」の開講科目として実施しました。

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唯花さん

「しなやかエンジニア教育プログラム」ですか?

奈良高専オリジナルの教育プログラムなのですが、「良いエンジニアを育てる」ことを目標に、工業以外のモノづくり・コトづくりの視点を学ぶという課外授業です。

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唯花さん

なるほど。高専生には工業以外のスキルも求められるということでしょうか?

なにか今までにない新しいものをつくるには、やはり技術・機能に留まらない視点からの発想が必要になるのかなと思います。

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唯花さん

具体的にはどんなことをしたんですか?

高専という学生の皆さんにとっての日常の空間を「フィクション」で読み替えて、身体を駆使して表現するという内容なんですけど...


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唯花さん

???

例えば使い慣れたドアは「異世界への扉」、高専は「組織の実験施設」、置いてあるイスは「空を飛べる」といったように、ありふれたものに勝手な「フィクション」を追加して、オリジナルの奈良高専紹介ツアーをつくりました。

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唯花さん

なるほど!面白そうですね。

とても面白かったです。皆さん演劇ワークショップは初めてだったのですが、PUYEYさまのファシリテートのおかげもあって、スムーズに「フィクション」を作れていました。小道具づくりにこだわっていて、そういうところは工業の専門学生らしさを感じました笑

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唯花さん

すごいクオリティ!

すごいですよね。3つのチームに分かれたのですが、チームワークを発揮しながら、少ない時間で作りこんでいた姿が印象的でした。

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唯花さん

楽しそうですね~!

つくったツアーは実際に先生方をお呼びして発表しました。普段授業を受けている先生方の登場に皆さん、はじめは緊張したようですが、アドリブを入れたり、ほかのチームのツアーを前のめりに楽しんでいて、とても生き生きとした様子でした。

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唯花さん

素晴らしいですね。ほかにはどんなことをしたのですか?

全体でのワークもたくさん行いました。発想を広げるためのワーク、身体を使って表現してみるワーク、どれも刺激的でした。

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唯花さん

学生のみなさんの反応はいかがでしたか?

最初は、馴染みのない「演劇」ということで緊張したそうですが、このプログラムは上手な演技や大きな声での発声を求めるものではありませんし、それが伝わるとすぐに楽しくなったようです。印象的だったのは「普段は勉強しているみんなの姿しか見ていないから、こういうことを言うんだとか、こんなことを思いつくんだっていうのが新鮮だった」という声です。受講生は学科がバラバラなので、普段の授業では一緒にならないそうなんです。

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唯花さん

チームで「ツアー」をつくることで横のつながりが生まれたのですね。

そうですね。このワークショップをきっかけに、領域を横断したコミュニケーションがどんどん生まれていくといいなと思います。

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唯花さん

ありがとうございました!