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経営情報誌「住人十色」

シリーズ5 住まいの「数字」

介護に配慮した住宅設備・サービスを望みますか? 第2回

前回に引き続き、今回も住まいにおける介護に関するアンケートの結果を分析致しました。

まずは、将来の介護について不安をお持ちの方がどのくらいいるのか。右記のデータを見て分かるように、85%以上の方が不安を感じております。原因と致しまして、まだまだ、ユニバーサルデザインの住居の普及がされていない為、実際に介護が必要な立場になった場合に、大変住みづらいのではないか、という不安を感じているということでした。

では、現在のお住まいで介護に配慮した設備は何があるのかアンケートを取ったところ、下記の回答がありました。

  • 浴室・トイレ・玄関・階段に手すりが設けてある。
  • スロープがあり、段差が少ない。
  • 全ての通路で車椅子が通れるように、開口部が広い。
  • 各部屋に内線が繋がる設備がある。
  • ドアが引き戸になっており、車椅子でもドアの開閉が楽。

グラフ:将来の介護について不安はありますか?

この回答を見ると、介護を必要な方にとって一番重要なことは、行動のしやすさのようです。特に、手すりについては簡単にリフォーム出来ることもあって、回答が一番多い内容でした。

そこで次に、入居者は今後どのような設備やサービスがある住居に住みたいと思っているのかアンケートを取りました。下記に回答をまとめております。

  • ドアが引き戸になっている。
  • 段差が少ないところ。
  • 病院が併設してある。
  • 全部自動で開くドア。
  • 足を上げることなく入れる浴槽。
  • 階段ではなくエレベーターがあるところ。
  • 車椅子で自由に移動が出来る室内。
  • 管理人同様に、介護士が在住してくれるところ。
  • 転んだ際に、床が固くない材質になっている。
  • ブザーを押せば、病院に直接連絡が繋がる設備。

やはり、入居者は住居に様々な要望があるようです。特に、病院と繋がっている住居や、直接連絡が取りやすいような設備が備えられている住居はまだ少ないと思います。関東の某県の調査では、「要介護者の7割が自宅での介護を望んでいる」が、「そのうち8割が、医療機関には一人で通院している」と答えたそうです。子どもの家族と離れて住んでいる老夫婦だけの家庭や独居老人の場合、一人で通院するしかありません。

今後、要介護者が増加していく中で、より要介護者を配慮した住居が求められるでしょう。
入居者の生の声を参考して、要介護者が住みやすい住居を増やしていく必要があるのかもしれませんね。

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